カスタマーサクセスの超アルアルな誤解と残念な神話

先日親友と話していて、カスタマーサクセスについてアルアルな誤解をされていることに驚きました。というのも彼は日本でSaaS事業を立上げて数年、事業も順調に成長し大勢のVCや起業仲間に囲まれている人だったからです。

 

日本でカスタマーサクセスという言葉を知ってる方に会えただけで嬉しいのですが、その意味するところや関心事は人により大きな差があります。差があってもよいと思う一方、やはり明らかな誤解は残念です。

 

そんな私の想いにシンクロする記事をご紹介します。

 

注:Strikedeck社の許可を頂き原文の和訳を紹介します。


 

カスタマーサクセスの最も一般的な神話3つを暴く

 

「あなたのお仕事は?」

もしあなたがシリコンバレーに住んでいるならこんな経験があるでしょう:初めての人と会い「あなたのお仕事は?」と聞かれます。私の場合そう質問されたら、カスタマーサクセスについてエレベーターピッチします。

 

私の説明: 私は、シスコで初のカスタマーサクセスのプロダクトマネージャーとして雇われました。

 

・・・ ええ、わかりますよ!あなたが今思ったこと!

“待って! 何? プロダクトマネージャー? カスタマーサクセスって、事業部門か、営業部門か、サービス部門の中のチームだよね? え? それとも、そのような部門と並列になものなの?”

 

はい、良い質問です。でもそれは日を改めてお話ししたいトピックです。今回は私自身が経験したカスタマーサクセスの空白地帯や誤解についてお話します。

 

カスタマーを幸せな状態にする

私がカスタマーサクセスを愛している理由の1つは、テクノロジー会社にとってそれが本当に超重要で、かつ広く普及しつつある概念だからです。時々誤解されることもあるけれど、世界中で広く受け入れらている機能です。

 

ただし進化し続けているので、実際、本当に意味するところは皆分かりません。「より良い事業上の成果をカスタマーへ提供すること」というとあまりにも普通で薄っぺらく聞こえます。でもカスタマーサクセスは「プロダクトを使ってもらうことでカスタマーを”幸せな状態”に導くためのすべて」なのです。

 

私は今のポジションに就任後、カスタマーサクセスに関する説明を数え切れないほど何度も、パーティーや、職場、カンファレンスで耳にしました。そこで私は「マジか!それは少し不正確だよ」という心の声を何度か自覚し始めました。

 

今回そのうちのいくつかを共有し、あなたがカスタマーを中心において考える限りどのようなプロダクトでもカスタマーサクセスがうまく機能する方法をご説明します。

 

神話の崩壊

 

1. カスタマーサクセスは SaaSプロダクトだけのもの

私は自分の責任においてこの神話を打ち壊したいです。シスコでは次世代ファイアウォールの浸透に向けたカスタマーサクセスのイニシアチブを展開しています。これは SaaSプロダクトではありません。このファイアウォールはサブスクリプションライセンスで、ソフトウェアの要素がありますが、カスタマーサクセスがSaaSプロダクトだけのものだと考えるのは間違っています。

 

私はオラクルがある事業でカスタマーサクセスを成功させたと聞いたこともあります。それはSaaSプロダクト以外でのカスタマーサクセスの1例です。

 

2. カスタマーサクセスは B2Bプロダクトだけのもの

あぁぁ… 本当にこの誤解は直して欲しいです。誤解を解消する素晴らしい事例はFitbitです。Fitbitのユーザーに聞けば、カスタマーサクセスが意図した最も素晴らしいユーザー体験を耳にすることでしょう。

 

B2Bプロダクトでは、より多くの調整、プロセス指向、”スケールに合わせた” モデルが必要ですが、コンシューマープロダクトの場合、他業界と同様、カスタマーセクセスの活動から便益を得ることができます。

 

3. カスタマーサクセスは遠隔測定(Telemetory) なしには存在しない

典型的なオンプレミス型のB2Bサービスは遠隔測定(Telemetory)機能を内蔵しません。しかしだからと言って、そのようなサービスはカスタマーサクセスを実施しないのでしょうか?そんなバカバカしいことはないと思いませんか?

 

カスタマーサクセスは遠隔測定の有無に左右されません。少なくともNPSのフレームワークを使い、ライセンスの使用状況とカスタマーの気持ちを追跡することができます。この2つの指標はカスタマーの短期的なサクセスを数値化するのに役立ちます。

 

他にもいくつかKPI/指標があります。これらの指標は、カスタマーサクセスがカスタマーへ彼らの事業上の成果を提供できたかどうかを明白にします。例えば サポート事例、トレーニング、ウェビナーなどです。これらは、あなたが遠隔測定を実装できるようになるまでの間の、いくつかのマイルストーン例に関するアイディアです。

 

ギャップを埋める

カスタマーサクセスは、カスタマーがプロダクトを購入した時点から購入の意思決定時に想定した目的を達成する時点までの間の橋渡し役です。ですので、カスタマーが望む結果を1秒でも早く達成できるシステムを構築することが必要です。

 

また、最終的な理想状態を達成する前の段階的ステップとして、割安なコストシステムを採用することも合理的です。そのために私たちは自身の意識・思考モデルを意識し、なるべく既存の思考枠にはめず、技術やシステムの利用可能性に制限を与えないことが重要です。

 

結局のところカスタマーサクセスは、カスタマーが本当に達成しようとしていることを何より深く理解し共鳴することなのです。

 

(原文)

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